水素水には科学的根拠なし？！本当に効果はないのか？

老若男女問わず健康や美容を維持するために便利な水素水は人気の水ですが、一部の噂では水素水なんて効果がない！全くの詐欺であり、ニセ科学だとも言われています。

しかし一方で、水素水を利用して効果を実感できた人もいます。なぜ水素水に悪い噂があるのか、水素水のマイナス面を見ていきましょう。

水素水が効果がないと言われているのは研究途中だから？！

水素水を利用している芸能人やスポーツ選手はたくさんいますが、なぜ効果がないと言われているのか？

その大きな原因は、水素水がまだまだ研究途中ではっきりとした事が言えないからです。

次の章で水素水ブームの火付け役についてお話しますが、水素水はその火付け役が研究している最中であり、まだはっきりとした根拠がたくさんある訳ではありません。しかし、全く根拠がないとも言えないグレーゾーンなのです。

例えば、水素水を利用して動物実験や人体実験はやっています。実験によると、パーキンソン病や疲労回復、脳梗塞では水素水が効いたとの結果が出ています。つまり、水素水の効果は一部だけが明らかになっていて、他はまだこれから実験をしている所なのです。

はっきりしないモヤっとしたままの効果なので、水素水は効果なしと一部の噂が立っています。

水素水ブームの火付け役も水素水ブームに苦言を出している

水素の研究は、日本医科大学の太田教授が第一人者としてやっています。そして、水素水ブームの火付け役とも言われています。

教授の研究では、水素には悪玉活性酸素を除去する働きがあるのまでは分かっています。そして、その研究に便乗する形で水素水が企業によって作られ、ブームになってしまったのです。

まだ研究半ばでブームになってしまったのだから、教授からしたら「えっ！そんな事、まだ立証できてないよ！」とビックリするような商品のキャッチコピーまでできてしまったのでしょう。

水素水だけがひとり歩きさせられてしまった状態が今の状態です。

とある雑誌独自で世の中に出回っている水素水の水素量を計測した所、水素がほとんど入っていない水素水も販売されていたようです。こういった雑誌の記事も、水素水の評判を落とす原因となっているのは確かです。

水素水は国民生活センターと企業の綱引き状態

水素水の評判を落とすニュースもあります。それが、2016年12月に国民生活センターが公表した販売されている水素水の調査結果でした。

その調査結果によると市販されている水素水は表示されている水素量よりも少ない水素しか溶け込んでいなかった、水素自体が溶け込んでいないものがあるとの事でした。

また、調査やアンケートで水素水の目的は水分補給であるとも公表しました。そして、水素水が「～に効く」などを商品に書くのは法律違反となるため、辞めるようにとも言いました。（水素水は食品の分類なので、トクホ以外は薬のように具体的な効果を表示するのは禁止。）

これに対して水素水メーカーは猛反論し、国民生活センターは一部の水素水しか調査していなく、調査のやり方が横暴だと反発しました。

水素水メーカーからしたら師走の売上を伸ばしたい時になんて事を発表するんだ！となりますよね。この発表を受けて水素水から手を引かなければいけないメーカーまであり、水素水業界は混乱を起こしました。

こういった水素水を巡る攻防もあり、水素水はインチキだと一部で言われてしまっているのです。

効果が期待できる水素水の特徴は？

アルミパウチで水素が抜け出さない工夫がされているものを選びましょう】
何かといわく付きの水素水ですが、全く無意味な飲み物ではありません。

フランスの奇跡の泉と言われているルルドの泉は、病気を癒やす泉として聖地になっています。ここの泉には水素が多く溶け込んでいる事が分かっていますし、水素水を飲んで体に変化があった人もいます。

では水素水で効果を得やすくするためにはどうしたら良いのか？それは水の保存の仕方と飲み方に工夫があるか見分ける事です。

水素は原子の中で最も軽い性質を持っています。そのため、ペットボトルだと水素は抜けていってしまうのです。

国民生活センターの調査でも、ペットボトルの水素水は水素が含まれていなかったと報告しています。しかしアルミパウチに入った水素水だと残留水素が比較的高いと、ある雑誌が調査結果を出していました。

まとめ

水素水が詐欺だと言われているのは水素が逃げやすいからであり、まだ研究途中でもあるからです。

それに輪をかけて企業が誇張して宣伝してしまってるからインチキだと言われています。しかし水素水が少なからず健康維持をサポートしてくれるのは期待できるため、良い商品選びが大事なのです。